書類は揃えたけど…B型肝炎訴訟ってどうやるの?
B型肝炎給付金の請求に必要な書類を揃えて、いざB型肝炎訴訟をする!となった時、どのように行えばよいのでしょうか。
要は国にB型肝炎のことを認めてもらい、和解手続きを行う必要があります。次項からくわしく見ていきましょう。
B型肝炎給付金請求の手続きの流れ
B型肝炎訴訟及び給付金請求の手続きの大まかな流れは以下のとおりです。
- 訴状を作成して事前に揃えた書類と一緒に裁判所に提出する
- 裁判所から期日が設けられる。その期日から和解交渉が開始
- 裁判所立ち会いで、給付金の具体的な金額を話し合う
- 和解が成立すると、裁判所から和解調書が作成される
- 最後に給付金が支払われる
①の訴状とは給付金や病状、給付金の金額を記載した書類のことで、B型肝炎の診断書などの書類と一緒に裁判所へ提出します。
裁判所で書類が認められると、期日が指定されます。その期日から、厚生労働省との和解交渉が始まります。
B型肝炎訴訟は、B型肝炎訴訟を認めるか争う裁判ではなく基本的に合意がとれた上での和解交渉なので、主な話し合いの内容は裁判所立ちあいの元、B型肝炎給付金の金額の具体的な数字を話し合います。
給付金の基準は「特定B型肝炎ウィルス感染者給付金等の支給に関する特別措置法」という法律で決められているため、その法律を参考に決めていきます。
そして、給付金の内容について双方の合意が得られると、裁判所が和解調書を作成します。
和解調書は、裁判の判決と同等の効力を持つため、もしも後で交渉の内容を変えたいと思っても変える事はできません。訴えた側も訴えられた側も和解調書どおりに進めなければいけません。
最後に給付金が支払われて終了となります。この一連の作業は、個人で行うことも可能ですが、専門的な知識が必要で会ったり、自身の身体に関わる訴訟の為、一般的には専門の弁護士に任せる場合が多いようです。